日食協ニュースに「あんしんフード君」等共済金の支払い状況(2017.12.1~12.31抜粋)が掲載されました。
今回は、山形県で発生した腸管出血性大腸菌O157(牛タン定食)による食中毒の事例が紹介されています。
本事例では休業補償特約が付加されていたため、7日間の休業に対して428,720円が支払われました。しかし、正しいあら利益で申請をしていなかったため、実際の営業損失は100万円以上であったにもかかわらず縮小支払い(減額されての支払い)となり、十分な補償が受けられませんでした。
平成30年1月1日の制度改定に伴い、休業補償の掛金は「あら利益」から「年間売上高」で算出するよう変更となっています。「あら利益」を申請していた旧制度の時より、上記のような縮小支払いが防げるようになりました。
ただし、正しい「年間売上高」を申請していないと、結果として縮小加入となってしまいますので、ご加入いただく際には正しい年間売上高をお知らせいただくようお願いいたします。
食中毒だけでなく、業務上の過失による事故(施設賠償)、お預かり品に係る事故(受託物賠償)を含め、食品等事業者のリスクをトータルに補償する「あんしんフード君」、及びワンランク上の総合食品賠償共済「スーパーあんしんフード君」へのご加入・切り替えをぜひご検討ください。
「あんしんフード君」等共済金の支払い状況【2017.12.1~12.31】
-休業補償特約の掛金算出方法の変更!正しい年間売上高の確認を!-
※食品衛生協会に入会されると、
「あんしんフード君」などの各種共済に、安い掛金で加入することができます。
⇒あんしんフード君 年間掛金1口8,500円(H30.1.1始期分以降の飲食店年間売上3千万円以下の掛金)
(10口まで加入可)支払限度額1口1億円
※10口(10億円)加入した場合の掛金は1口の1.85倍となります。
なお、平成30年1月1日始期分から「あんしんフード君」の補償内容等が改定されました。
この機会に、是非「あんしんフード君」や「スーパーあんしんフード君」への加入や、「食品営業賠償共済」から「あんしんフード君」や「スーパーあんしんフード君」への切替をご検討ください。
○主な改定内容
・「スーパーあんしんフード君」の創設…「あんしんフード君」に休業補償及び障害補償を組み込み。
・「あんしんフード君」の掛金の引き下げ…(例)飲食店売上3,000万円以下の場合、現行9,000円を8,500円に引き下げ。
※下記制度改定内容一覧を参照してください。
「あんしんフード君」等制度改定内容一覧【平成30年1月改定】
加入申し込みは、お近くの食品衛生協会各支部にお尋ねください。
【参考】
【お知らせ】食品衛生協会入会のご案内をアップしました。